【Grow with Google】GoogleのCareer Certificateは、大学卒業資格の代わりになるかもしれない

Googleは、教育の世界を破壊するプログラム「Grow with Google」を発表しました。それは、スキルギャップを解消し、高収入・高成長の仕事分野での資格取得が可能なプログラムです。大学の学位は必要ありません。

これらのプログラムは、スキルギャップを解消し、高給で成長率の高い職種の資格を取得できるプラットフォームです。

Grow with Googleで取得可能なCareer Certificate

Grow with Googleでは、「プロジェクト管理」「データ分析」「ユーザーエクスペリエンス（UX）デザイン」「Android開発」「ITサポート」のGoogle Career CertificateをCourseraで公開しました。*徐々にコースは増えていくでしょう。

Googleはこのプログラムで、サーティフィケートプログラムの卒業生を採用している130社以上の企業とのパートナーシップを組んできます。且つ、学歴に応じた仕事を簡単に見つけることができる新しいGoogle検索機能も備えています。

ほとんどの受講者は6ヶ月以内にプログラムを終了することができ、費用は米国の学生の場合には、約240ドルです。3ヵ月などの短期間でプログラムを終了した場合には、費用が半分になります。Googleは、また米国で10万人に必要に応じた奨学金を提供しています。このCareer Certificateは、現在は米国のみでの提供となっており、英語の勉強のためにもぜひ試してみるとよいでしょう。

Grow with Googleへの登録はコチラ

Northeastern大学との協働

今後10年間でコンピューターや情報技術の分野で55万7,000人以上の雇用が創出されると予測される中、ノースイースタン大学はGrow with Googleと提携し、この分野での有資格者の需要増加に対応するために、IT専門家を目指す人が必要なスキルを身につけることを支援しています。

2018年9月に開始されたこのパートナーシップにより、GoogleのITサポート・プロフェッショナル・サーティフィケートを修了した学習者は、ノースイースタンで情報技術の学士号を取得するために最大12単位を取得することができます。これは、学士号を取得する学生にとって、約6,000ドルのコスト削減になります。ノースイースタン大学は、現在、このプログラムでGrow with Googleと提携している唯一の大学です。

今回の提携は、ノースイースタン大学の生涯学習への取り組みの一環であり、卒業生のキャリアを将来的に支えるIT学位への道を提供することに重点を置いています。Googleサーティフィケートを取得した後も教育を継続することで、情報技術理学士課程に入学した学生は、アプリケーション開発やプログラミング、システムやネットワーク管理、サイバーセキュリティなどへの適性を高めることで、IT業界でのキャリアアップを図ることができます。すでに学士号を取得しているサーティフィケート保持者に対しては、ノースイースタン大学のダモア・マッキム・スクール・オブ・ビジネスが、アプリケーション料（申請料金）を免除し、申請書の提出から2週間以内に迅速な入学決定を行います。

ノースイースタン大学のようにGrow with Googleと提携する学校が増えていくかもしれませんね。

フリーワークショップの提供

米国の各エリアで、Googleはフリーワークショップを提供しています。実際のトレーニングの仕方・交流会などを無料で提供しています。個人・スタートアップ・学生幅広い層に提供をしています。ぜひお近くのワークショップをのぞいてみましょう。

コロナ中は、ワークショップがオンラインで行われています。希望の場合には、Grow with Google OnAirに登録することができます。

このようなGoogleの取り組みは、教育の世界が変化していくのを感じます。