英語を話せるようになりたいから海外にいく!海外に行ったら英語が劇的に上達する!「海外にいきたい!」という人は何かかしら海外に期待をしているのではないでしょうか?
私はアメリカに5年在住し、現在はアメリカの企業に勤めています。そんな私が現地からみたときの在住日本人について解説したいと思います。実際、海外に住んでどのくらい英語を話せるのか?という疑問にもお答えをします。
目次
海外在住の日本人タイプ
海外在住の日本人カテゴリーは下記です。
① 海外大学で勉強中
② 海外大学院で勉強中
③ 日本の会社から海外駐在中
④ 外資系勤務で海外本社(支社)へ異動
⑤ 海外現地で就職・転職
誰しも自分のネイティブ言語で話をできることは、安心感につながりますし、ストレスもありません。海外に行きたい!と思ってきたにも関わらず、実際に海外に行くと異なった言語・価値観や文化の大きな違いから、人恋しくなり、結局、海外にいるにも関わらず、日本人とツルむというケースは実際非常に多いのが現状です。
特に、「日本の会社から海外駐在中」のパターンは、ほとんどのケースで日本人会のようなところに参加をし、友達を作り慣れない生活の知恵を周囲からもらうということが多いでしょう。「海外大学もしく大学院で勉強中」の人は、ビジネスで英語が話せる人が多い印象を持っています。まずは海外大学・大学院に入学するためには、「高いTOEFLなどの英語の試験をクリアする必要があること」、「授業について行くためには、そもそも教授やクラスメイトが話している英語を読解できる必要があること」が強く求められます。
私の周囲をみていると、正直なところ海外にいるにも関わらず、ビジネスで英語が話せるレベルの人は現地にいる50%ほどではないかと思います。
英語がビジネスレベルでできる人・海外に完全に馴染んでいる人は「周囲に日本人がいないこと」です。
このような環境を作り上げることができる人は、英語の上達が非常に早いですし、日本と海外の違いも自然の受け入れることができる人でしょう。孤独は本当に辛いものです。その孤独を乗り越え、日本人以外(日本語を話せない人)の友達を作るということは、英語力という観点でいくと大きな進歩になるでしょう。そのあとに、海外で友達を作るのに「言語なんて関係ない」という言葉を言えるようになるのです。
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英語力の伸びを感じる瞬間
私が英語力が伸びた!と感じたのは下記です。
TOEICが700点 → 950点
日本でTOEICを受けたときには、700点くらいでした。この700点は、相当勉強してとった700点でした。アメリカに来て3年くらいのときに試しに一切試験対策をせずにTOEICを受験してみたら950点になっていました。
日本語字幕なしに海外映画を理解
日本語字幕なしに海外映画を理解できるようになりました。しかし今でも英語字幕はつけています。英語字幕なしに、全て理解できることが次の目標です!
レストランでの注文
レストランでの注文が全く抵抗なくできるようになりました。
トラブルへの対処
家の排水溝が壊れた・家の契約をネゴシエートするなど、生活でのトラブルに対して、電話で英語で対応することが全く抵抗なくできるようになりました。
海外でも英語力を伸ばす方法
海外にいても英語力を伸ばす努力をしないと全く伸びず、停滞していくだけです。ここでは私が海外にいても英語力を伸ばした方法をご紹介します。
ステップ1: 英会話スカイプレッスンを継続
海外にきても継続をしたのは、英会話スカイプレッスンです。なぜ海外にいるのに?たくさん英語を話せるチャンスあるのでは?という疑問が湧くと思いますが、会話は自分から話をしないと発生しないのです。スーパーにいっても、自分が何かを誰かに聞かなければ話をするチャンスがありません。そういった意味で、海外にいても英語を話さなくても生活することができるのです。
私は海外にきて、1年間はスカイプレッスンを継続しました。加えて、普段の生活ではネイティブと「話すことに慣れる」ということをしました。外国人と話をすることは、自分に自信がないと意外と勇気がいるものです。そういった意味で、両方を行ったことが結果的には自分の自信につながりました。
練習 → 実践 → 練習 → 実践 → 上達を感じる!
というループです。普段の生活の中でこれ言えなかった!ということもスカイプで練習することにより、実践で使うことができます。
具体的な方法は、レアジョブとDMM英会話に登録して1日25分+25分練習。私は朝と夜にしていました。その中から、お気に入りの講師(話をしやすい講師)をみつけ、その講師と練習を継続。会話に慣れてきたら、話し放題のネイティブキャンプ でできるだけ英会話の練習を確保。私は、祝日が多い月や、年末年始など休みが多い日 = 時間がある月は、ネイティブキャンプに申し込みをして、できるだけ英会話の時間を確保していました。
スカイプレッスン講師はネイティブではなく、多くはフィリピン人です。1年してくると、フィリピン人と同等もしくはそれ以上に話せている自分を実感してきます。
そうしたら、卒業です!
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ステップ2:語学学校で場数を踏む
語学学校では、クラスメイトの前でプレゼンをしたり、音読をしたりする機会があります。この場数をとにかく多く踏むことが重要です。語学学校を選ぶ時には日本人が極力いない学校を選びましょう。
いくつか語学学校を選択し、カウンセラーに必ず生徒の日本人比率を確認しましょう。ここで日本人比率が多い学校を選択してしまわないように注意しましょう。
ステップ3:海外映画を日本語&英語字幕→英語字幕のみで観る
映画もしくは海外映画を日本語&英語字幕の両方でみることから始めましょう。最初から英語字幕のみの場合には、話している内容が全く理解できないと、楽しむことができませんし、ただ単に「音が流れている」だけになってしまいます。
慣れるまでは、日本語&英語字幕の両方で見ることをおすすめします。コツは、話をしているときに瞬間で英語をみるそのあと、日本語をみるということです。それを繰り返すことにより、この日本語は英語でこういうという理解を深めることができます。
私はNETFLIXで見尽くしています。海外映画をみることは英語の勉強にとてもよいです。
NETFLIXで、日本語と英語の両方を表示するには、Language Learning with NetflixをGoogle Chrome Extentionにインストール(無料)すると、「英語」と「日本語」の両方表示されます。しかも日本語訳はかなり自然な英語です。
「【最新】2021年 - 厳選に厳選したおすすめNETFLIX5選【見ないと損!】」の記事も参考にしてください。
ステップ3までくると、レストランで抵抗なく料理を注文している、夢を英語で見るレベルに達しているはずです。
ステップ4:関わる人を変える - 日本人とツルまない
ステップ4以降は、仕事でも英語を使いたい人向けになります。ここまでくると結構な高レベルです。日本人とツルまずに関わる人を変えましょう。
現地でのアルバイト・留学生であればサークルへの参加・Facebook・Meetupでの興味があるグループへの参加
正直、ステップ4は大きな行動を起こす必要があるためハードルが高いですが、ここを乗り越えることにより友達を作ることができ、本当の意味で文化に触れることができます。
私もまだまだ英語を勉強中ではありますが、英語を話すことによって自分の可能性が10倍・100倍にも広がったことを実感しています。他の文化に本当の意味で触れて、価値観も大きく変わりましたし、世界は狭いことを実感できています。
日本人以外と触れるチャンスが少ない日本の方にもぜひ同じ体験をしてほしいと思います。