私がアメリカ人と付き合い始めたのは、日本に住んでいる頃からでした。そして、アメリカに移住をしてからは、アジア人以外とお付き合いをしています。日本と、アメリカのデート事情に関しては大きな違いがあります。特にアメリカ人と初めてデートに行く!という方は知っておいた方がよいでしょう。日本のデートスタイルを全てアメリカ人に当てはめると、こんなことじゃなかった!ということになるかもしれません。
ただし、アメリカ人とひとくくりにいっても、多種多様。白人・黒人・ラテン系・アジア系・・・と一括りにできません。私や、友人の経験を聞くと、アジア系アメリカ人は日本の習慣と近しいデートスタイルを持っている印象です。
それでは、アメリカのデート事情についてみていきましょう。
恋愛の流れ
まずアメリカと日本で大きく異なるのは、恋愛の流れです。
- 日本:デート → 告白 → キス → SEX
- アメリカ:デート → キス → SEX → 恋人を一人に決める
日本では、「告白」をしてからPhysical Touchがありますが、アメリカの場合には逆です。Physical Touchの相性は、恋人を決める上で非常に大きな要素となります。恋人を確定してから、そのあとPhysical Touchをして、相性が合わない!なんてもっての他。必ず複数回のデート・Physical Touchを行い、そしてやっと「恋人」という権利を手に入れられるわけです。
デートは複数と行い比較
アメリカで「恋人を一人に決める」までのデーティング期間には、複数の人とデートをしている人が多い印象です。日本人からすると、私とのSEXをしておいて、他の人ともSEXをするなんて!と思いがちかもしれませんが、これはあくまでも「デーティング期間」であるため、浮気ではありません。そして、その間は、まだ「恋人」を絞っていない状態です。
「告白」という概念がない
アメリカでは、「告白」という概念がないように感じます。個人的な経験からも、デーティング期間があり、毎週末一緒に過ごし、お互いのスケジュールも共有するようになり、いつしか「恋人」になっていたという流れでした。そして、どこかのタイミングでパートナーの友人に会って、私がGirlfriendなんだと紹介をされ、「あ、Girlfriend」になったのか、と認識したという流れでした。
私は、アメリカのデートスタイルに慣れてしまっているので、この流れにストレスを感じませんが、「私はあなたにとってどういう位置付けなの?」と気になる人はストレスになるかもしれません。アメリカ人の友人でも、関係性をはっきりしたいという友人は多くおり、その場合には、「私たちの関係性は、恋人同士なのか」と気になった方から、相手に切り出して明確にしている場合も多いので、気になった場合には確認しましょう。
「I love you」は、重い言葉
アメリカドラマ・映画をみていると頻繁に「I love you」という言葉を使っている印象ですが、「I love you」は非常に重い言葉です。私の経験からも、「I love you」と言われたのは、付き合ってから半年後。その時には、ガッツポーズでした。「I love you」というのは、お互いが唯一無二の存在だと確信した時です。将来的には、結婚も視野に入れて考えるという意味合いも含んでいます。
そのため、軽々しくデート初期のタイミングで、「I love you」というのは気をつけましょう。相手が少し引くかもしれません。
家族や、友人への紹介
日本では、恋人を家族に紹介するのは「結婚を決めた時」というケースが多いですが、アメリカにおいては早い段階で、家族や友人に紹介することが多いです。家族のイベント(クリスマス・Thanksgivingなど)にも誘われることが多いでしょう。家族により多少温度差がありますが、日本よりも家族との交流が多いのがアメリカの特徴です。
カジュアルデーティングの定義
Datingアプリを利用していると、相手が求めていることがわかることがあります。
- Marriage
- Relationship
- Casual
- Don’t know yet
大体上記の4つに分かれます。Marrigeは、結婚を前提とした付き合いを求めています。Relathionshipは、恋人を作ることを求めています。Casual(カジュアルデーティング)は、日本ではあまり聞かないかもしれませんが、「Physical Touchは行うが、必ずしも正式な恋愛関係のようなコミットメントを求めたり期待したりしない」ということです。今は、自分の時間を大事にしたい、仕事に集中したい、勉強に集中したいなどという人や、正式な恋人は作りたくないけれども、一緒に時間を共有して楽しみたいという人は、「Casual」という定義で恋人を探します。
これは男性に限ったことではなく、女性側ももちろんCasualを求める人がいます。
アメリカでは「恋人を作る」ということは、ある程度のコミットメント(時間やお金など)が必要であり、しっかりと向き合うべきことなのです。そのため、「カジュアルデーティング」というのは一つのデーティングの形として、確立されています。
アメリカでおすすめのデーティングアプリ
それでは、アメリカで有名なデーティングアプリをご紹介します。住む地域によって、利用しているアプリが異なる印象ですが、多くの人が登録しているアプリは下記となります。
Coffee Meets Bagel
Coffee Meets Bagel は、毎日正午に「Bagels」と呼ばれる厳選されたマッチを送信することで、ユーザーにより質の高いマッチを提供ます。CMBは、ファーストメッセージにアイスブレイクを提案してくれます。個人的な感想ですが、他のデーティングアプリと比較をして、真剣な交際(Serious relationship)を求めている人が多い印象です。周りの友人でも、Coffee Meets Bagelを通じて結婚したカップルが存在します。
Hinge
Hinge は、Tinderのようなスワイプ中心のアプリの後追いをせず、人間関係や興味深い会話に焦点を当てています。Hingeは、最終的にユーザーがアプリを削除し、素敵な相手をみつけ、有意義な関係になるように努めています。本当の関係を見つけることは、単に良いプロフィール写真を持っているだけではありません。この出会い系プラットフォームでは、「自分を出す」というコンセプトを採用しており、他の表面的な出会い系アプリよりもはるかに充実したプロフィールを掲載しています。
Hingeは、スワイプを無視して、写真やストーリーで埋めるより詳細なプロフィールを表示します。ユーザーは、そのプロフィールにあるものに「いいね!」や「コメント」をすることができ、それがお互いの会話のきっかけになります。また、自分のプロフィールに「いいね!」を押してくれた人を確認することもできます。
個人的な感想ですが、真剣な恋愛とカジュアルな恋愛の両方を求めている人が混在しますが、より真剣な恋愛を求めている人が多い印象です。
Bumble
Bumble は、自分の住んでいる地域でデートの約束をしたり、新しい友達を作ったりすることを目的としています。マッチしたあとは、女性から行動を起こす(チャットをする)ことになっています。マッチしてから24時間以内に何らかの接触をしなければ、そのつながりは消えてしまいます。私が利用をした感想ですが、女性から行動を起こせるため、マッチしてもやはりコミュニケーションを取るのは微妙。。という相手を排除することができます。真剣な恋愛からカジュアルな恋愛幅広く、対応しているアプリです。
Tinder
日本で最も有名なアメリカ初デーティングアプリといえば、Tinder ではないでしょうか。アメリカでのTinderのイメージは、住むエリアによって異なる印象です。都市(NY、サンフランシスコ、ロサンゼルス、シカゴ、シアトルなど)でのTinderのイメージは、カジュアルデーティングを求めて登録をしている人が多い印象です。しかし、都市以外に住んでいる人のTinder利用者は、真剣な恋愛を求めている方も多いようです。
いかがでしたでしょうか?日本と異なるアメリカのデート事情。文化が違えばデート事情も違います。こんなことじゃなかった!ってことにはならないようにしましょう。