落ち着かなくて、計画したことも全然進まない。そんな長い経験と、研究を経てどうしたら、効率よく物事が進められるだろうかを考えてきました。1日24時間あるのに、夜振り返ってみると仕事以外、何もやってない。このままこの人生いいのだろうか、その他にやるべきことあるのではないだろうかと考えていました。その中で試して実際に効果があったことをご紹介します。
人間が1日に判断できる量はきまっている。無駄なことに判断を使うと、本当に良いことへの判断が鈍る。
集中力は、自分自身で変えられる
集中力は自分自身で鍛えることにより、高められるということです。集中力が高まれば、人が平等に持っている時間を他人より、伸ばすことができます。誰もが持っている1日24時間という時間。
この時間を1日30時間にでもすることができるのです。FacebookのCEOであるMark Zuckerbergは、判断力を重要なことに使うため、朝のルーティンである洋服を選ぶということをやめました。そして毎日同じ色の上着を身に着けるというのは、今ではとても有名な話になりました。人が意思決定をすることは、想像以上に脳が疲れることがわかっています。集中力を高めるには、毎日行うことをオートメーション化 / 習慣化するということは、とても重要なことです。
時間制限を設ける
学生の頃、テスト勉強を前日に一気にしたこと、夏休みの宿題を前日に全て終わらせた経験ありませんか。あの前日の集中力は、信じられないくらいの高さを発揮します。人は「時間がたくさんある」と思うと、怠ける性質をもっています。時間が限られていると思うと集中できるものです。
そのため、1日にやるべきことを前日のうちに洗い出しをし、そのタスクを取り組む前に、このタスクは何分で終わらせるということを行うといいでしょう。私は必ずストップウォッチをかけます。
誘惑があるものを、近くに置かない・捨てる
物がありすぎることは、人生をダメにします。私は1年使わないものは基本的に捨てるようにしています。最低限の物のみを、持っています。その方が気持ちがすっきりしますし、あれどこやったなど、探す手間・時間も省けます。また部屋が散らかっていると、何かをやろうとしたときに、部屋を片付けないとという気持ちになって、結局やるべきことに集中できないということが起こります。また書類系は必ずデータ化しています。また携帯は、集中したい時には近くにおかず、サイレント設定にし、メール・テキストがきても集中力が乱されない環境を整えています。
例えば、ダイエットをしていた時には、みえるところにお菓子を置いていました。そうすると自然と目に入ってきて食べたくなるものです。そうしてまた太るという負の循環でした。お菓子を別の見えない場所に保管することにより、徐々に「存在を忘れ」、そして結果的には「買わない」、結果的に「痩せる」ということに成功しました。
集中力が100%の状態
この状態が理想です。本を一気読みした、ドラマを一気観した、企画書を時間を忘れて作り上げたなど、こういう状態は100%で集中できているときです。どうしたら、そういう状態を作り上げられるのかということを考える必要があります。高い集中力は喜びとなるでしょう。
1, 自分にとって、簡単すぎず・難しすぎない
このバランスは非常に重要です。簡単すぎるとつまらなく感じますし、難しすぎると取り組む気がなくなります。自分の能力を振り絞って取り組める状態が理想です。
2, 集中できる環境である
誰かに邪魔されない、気になるものがまわりにないというのはとても重要な要素です。
集中力は、長続きしない
人間の性質上、集中力は2時間以上は続かないということが言われています。集中力が継続できる人は、適度な休憩を上手に間に挟んでいるということが言えます。私の場合には、タスクを行う前に時間を決めるということを言及しました。
タスクによりますが、基本的には、25分→5分→25分→5分という時間を区切って取り組むようにしています。5分の休憩のあとは、新たな気持ちでまた取り組むことができるのを、実感しています。また短い間隔で区切ることが結果的に早くタスクを終わることができます。
一つのことだけを行う
人は複数のことを同時並行したい特性を持っています。一方で、複数のことを同時に行えないという性質があるということが、研究で明らかになっています。決めた時間内には、一つのことしかやらないということを意識しましょう。複数のことを同時に行うことは、結果的に集中力が低下し、ミスが増え、記憶力が低下するという研究がでています。
運動する
午前中に5-10分のみ、少し激しい運動をするようにしましょう。散歩をする・階段の上り下りをする・軽いランニングをするなど、自分にあった方法で行うことをおすすめします。運動は結果的に、集中力を高めることにつながります。
瞑想をする
瞑想を行うことにより脳の構造が変化します。脳科学の分野で瞑想は集中力を高めるということがわかっています。1日5分でも瞑想をする習慣をつけることを、おすすめします。
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おすすめの本
集中力に関しての本を20冊ほど読みましたが、すぐに実践に変えることができる良書は、こちらの2冊です。
集中力を高めるのは、生まれ持った性質でなく、いかに高められる環境を作り上げることができるかということに尽きます。