アメリカで仕事をするうえで覚えておいた方がよい6つの違いを解説します。
アメリカはダイバーシティな国です。一言でアメリカ人といっても、出身がアメリカでないことも多くあります。ヨーロッパ・日本以外のアジア・南アメリカなど、一緒に働く人の出身地によっても常識が違うことが多いでしょう。
ただアメリカでは「大体このように行われる」という常識があります。そのことを認識したうえで、ビジネスを行うとスムーズに馴染めるでしょう。
目次
日本とアメリカのビジネスマナー6つの違い
私自身も日本企業で長く働いていた経験があり、その頃の経験と現在の経験を比較すると大きな違いがあります。また現在働いているアメリカ本社と、日本支社を客観的にみてもビジネスマナーに大きな違いを感じます。
① 注意の仕方
日本では、上司が部下に注意をするときには、他のメンバーがいるところで注意をしたりしていたことを散見しました。アメリカでは、他人を注意する時には「必ず1対1でアドバイスを行う」ということが根付いています。
アメリカで、誰から公に非難を受けたり、注意されたことをみたことがありません。逆に怒っている側の評価が下がることが多いでしょう。
職場で部下を人前で怒鳴った場合「感情をコントロールできない人」「プロフェッショナルでない人」という印象がつきます。
② ミーティングに関する考え方
日本のミーティングは非常に長いです。大勢が参加をし、一部の人しか話さないことも、しばしば。アメリカでは基本的には少人数のミーティングを行い、「全員がディスカッションをする場」として位置付けられています。
③ テクノロジーの導入への積極性
日本では「とにかく会って話す」ということに重きをおいており、年末年始の挨拶や、特に議題のないアポイントなど顔合わせをして関係性を深めるという文化があります。
アメリカの場合には大きく異なります。2021年現在ですが、2年前からZoomを通してのオンラインミーティングは当たり前でした。
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④ 敬う優先順位
「上司は上座に座る」「上司はエレベーターのボタンを押さない」など、会社でのヒエラルキーに沿って敬う順位が決められます。一方で、アメリカでは、上のポジションの人が必ずしも敬われるというわけではありません。
⑤ 意見を述べる大切さ
日本では、女性が強い意見を述べると疎遠される印象があります。しかしアメリカでは、男女問わず自分自身の意見を述べることは、非常に重要であるという考え方があります。
逆に意見を述べない女性だと、自分自身がなく魅力がないと捉えられるでしょう。
⑥ 終わったことは、終わったこと
ミーティングが終わって、「あの時のミーティングさー」など後になって愚痴や意見をいうことはアメリカではほとんどありません。全てその場で解決させる・いいたいことは言うというのが一般的です。
いかがでしたでしょうか?全く異なることがわかるかと思います。マナーが違っても、相手を尊重しながら仕事を行うことはどの国であっても求められることです。