お金の心配は、いつになっても、いくつになっても消えないですね。十分にお金を持っているであろう人でも、どうやって節税したらよいかという不安もあります。
お金のことを考えすぎると心配になって将来が不安になりすぎるので、考え過ぎないようにしようと、一度始めたファイナンシャフプランを何度も放棄したことがあります。
将来どう考えてもお金が足りない、そしたら将来使うお金を減らせばいいか?と現実的でない話のループです。私がアメリカに住んで、どうやってお金を管理し、将来設計をしたかについて解説します。
目次
老後にいくら使うのか?貯めたらいいの?
日本では「老後2000万円問題」が取り上げられていると耳にしますが、アメリカでリタイアするための老後資金は、いくら必要なのでしょうか?そして、いくら貯めたらよいのでしょうか?
お金の勉強をしてわかったこと。
それは自分の今の収入・支出をしっかり見える化すると不安が減少したということです。なんとなく、いくら必要かな?ではダメなのです。もちろん将来使うお金はいくらかわかりませんが、今の支出を見える化することにより、自分の生活費がどのくらいかを想定することができます。
老後資金の計算に必要なステップ
老後資金の計算に必要なステップ・ツールをご紹介します。このステップを行うことにより、より早く、且つできるだけ正確に老後資金がどのくらい必要かを試算することができます。
① お金を見える化 - Personal Capital
まずは、現在の収支を見える化しましょう。Personal Capital は、多くのミリオネアも薦めている優れたツールです。
エクセルなどで管理するのは、あまりにも手間がかかります。その時間があるなら、副業を行って稼いだ方が良い!というのは、私の意見です。
Personal Capitalを利用することにより、銀行/投資口座・クレジットカードを紐付け自動でトラッキングをしてくれます。カテゴリー別で確認することもでき、あなたの支出の癖を確認することができます。
重要なことは、Personal Capital へ銀行口座・投資口座・クレジットカードなど全ての口座情報を紐づけることです。紐づいていない場合には、正確な試算を行うことができません。日本の銀行などで紐づけられない場合には、Manualで金額を入力し、できる限り全ての資産をPersonal Capitalに反映させます。
Personal Capitalの使い方は、「Personal Capital (パーソナル・キャピタル)の使い方【最強すぎる資産管理サイト】」を参照してください。
これができれば、老後資金の計算の半分は終わったようなものです。
② ソーシャルセキュリティの試算
次に、退職後にソーシャルセキュリティがいくらもらえるかを計算します。
「Benefit Calculators」から確認し、金額を洗い出します。また日本での年金も受給できる方は、「ねんきんねっと- 年金見込額の試算」からも金額を確認しましょう。
③ その他リタイア後に受け取れる資金
ソーシャルセキュリティ・年金以外に、リタイア後に受け取れる資金がある場合には、その金額も洗い出します。
④ リタイアメントプランナー - Personal Capital
ここまできたら、もう完成も間近です!Personal Capital に戻り、「Planning」→「Retirement Planner」へ進み、下記を入力します。
・First Name(名前)
・Birth Year(誕生年)
・Retirement Age(リタイア年齢)
・Marital Status(婚姻関係の有無)
・Spourse(配偶者情報)
What You’ve Saved So Far? (これまでに貯めた金額は?)
全ての口座情報を紐付けている場合には、「Use dashboard data」にチェックをしましょう。
How Much You Save Each Year(各年の貯蓄額)
「トップページ」→「Cash Flow」→ 日付を1 yearにして大体の数字を確認し入力しましょう。
How Much You Earn Each Year(毎年の収入額)
「トップページ」→「Cash Flow」→ 「Income」→月によって変動がある方は、日付を1 yearにして12で割った数を入力しましょう。
Monthly Retirement Spending(毎月の退職金支出額)
全ての口座情報を紐付けている場合には、「Use dashboard data」にチェックをしましょう。
子どもがいる場合には、Addで情報を入力します。
入力が完了すると、実際にリタイアまでに今の収支での将来の達成可能性を確認することができます。
Income EventにSocial Security Estimate(ソーシャルセキュリティ支給額見積もり)を加えましょう。そうするとかなり正確な数字になるはずです。もしSocial Security Estimateが表示されない場合には、「② ソーシャルセキュリティの試算」で計算した金額、日本での年金受給がる場合には、その金額、加えて「③ その他リタイア後に受け取れる資金」がある場合には、その金額ももNew Income Eventとして追加をしましょう。
これでかなり正確に試算することができます。またもう少し「Retirement Spending」を増やしたい・減らしたいなどの場合にも調整することにより、達成可能性を確認できます。「New Scenario」で、新たなシナリオを作成することもできます。
このように見える化できることによって、将来の不安が少し減ってくるでしょう。「どうしても足りない」という場合には、今できることを一つづつ実施していきましょう。私は、携帯プランの変更・外食は週一度・投資開始と次々と行動を起こし、2年前までは実現可能性が50%でしたが、今は80%まで近づきました。
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【アメリカ投資】M1ファイナンスが最高な理由【私の投資記録と投資銘柄】
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同じような気持ちを抱えている人にも一つでも小さな行動を起こすことによって変わるということを実感してほしいです。お金の不安は本当にストレスです。私もそうでした。だからこそ、このブログが少しでも行動の後押しになると嬉しいです。
お金の勉強に役立った本・動画
お金に関して、勉強をすればするほど、不安がなくなりました。私は本・Youtubeをみて勉強しました。勉強には多少時間がかかりましたが、自分の今と将来に向き合うためには本当に必要な時間です。お金に少しでも不安がある方は、ぜひ始めてほしいです。
一つの分野の知識を深めるときには、その分野の本を5冊以上読むと知識が深まります。私はいつもこのやり方で、知りたい分野の知識を深めています。
【Youtube】両学長 リベラルアーツ大学
なんといってもおすすめは、「両学長 リベラルアーツ大学」のYoutubeです。私は両学長の動画を全てみました。自分の人生の価値観を変えて、行動をおこさせてくれた非常におすすめな動画です。
お金に関する本たち
ココがポイント
体系的に経済的自由になれる方法が書かれている良書。
FIRE 最強の早期リタイア術――最速でお金から自由になれる究極メソッド
ココがポイント
最近、FIRE関連本が続々和訳出版されていて嬉しい。その中でもこの本は1番良かった!4%ルールは知っていたけれど、暴落時のための現金比率について疑問に思っていたことがこの本で解決。
アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書 FINANCIAL LITERACY FOR MILLENNIALS
ココがポイント
高校生のときにこれだけのことを理解していれば、その後の人生は全然違ったものになりました。
図解・最新 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!
ココがポイント
これは全国民が読むべき!
学校の教科書にしてもいいのでは?誰もが知っているべき基本が全て詰まっています。
ココがポイント
ギャンブルではない『本当の投資』の基本や考え方が学べる良い本。
新版 お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 知的人生設計のすすめ
ココがポイント
日本社会の制度の歪みによって、合法的に節税ができる方法などが紹介されています。
ココがポイント
すべての方が真似できる方法ではない、かつリスクがあるとはっきり述べる真摯な態度に好感がもてます
最近は、お風呂につかりながらAmazonのオーディオブック、「Audible(オーディブル)」で本を聴いています。時間を有効に利用できます。