この記事で解決できるお悩み
- アメリカで婚前契約を結ぶことがあると聞いたことがあるけれども、詳しく知りたい。
- アメリカ人と結婚前に婚前契約について提案されたことがある方
こんな悩みを解決できる記事を書きました。
アメリカの婚前契約で知っておく4つのこと
アンミカさんが米国人のセオドール・ミラー氏と結婚時に『婚前契約』を結んだというニュースをみました。「一年の間、夫婦で過ごすある程度の期間を決めています」ということです。
初めてこのニュースを聞いた方は「婚前契約って何？」と驚くかもしれませんが、アメリカではスタンダードです。
同時にジャスティン・ビーバーとハイリー・ボールドウィンのニュースを目にしました。
二人が婚前契約を結んでいない可能性があるということです。アメリカでは、このようなビックスターが逆に婚前契約を結んでいないと大きな話題になります。
基本的内容
英語で婚前契約のことを「Prenuptial agreement」といいます。
婚前契約は、結婚する前に署名された夫婦間のプライベートな契約であり、離婚または死亡した場合の資産の分割を規定しています。 州により、独自の法律があります。 どの州の法律を適用するかは、結婚が行われた場所、結婚中に当事者が住む場所、および協定が適用するように定められている法律によって異なります。 多くの場合、婚前契約を考えるカップルは、婚前契約の条件を実行する上で最も有益な州法を探します。
例えば、カリフォルニア・テキサス・ネバダ州は「community property」という制度が適応されます。
贈与や相続等の特別なもの以外、婚姻中の稼ぎ及び資産は、夫婦どちらが働いたものであっても、基本的にそれぞれ50%ずつの所有となります。
要するに結婚する前に持っていた資産はそれぞれの資産となりますが、結婚後のものに関しては、夫が100%を稼いだとしても、法律的には夫婦50%ずつの所有となります。
公平性さ
ほとんどの州では、契約は公正でなければならず、当事者は全ての資産を開示する必要があります。また当事者はそれぞれが別々の弁護士が必要です。
関係が良好なあいだに作成
関係がギクシャクしてくると公平な契約内容を交渉することはできません。アメリカでは愛情という感情と、契約内容は別々の話です。ただ関係が悪化していると、誰しも感情的になり公平な契約を作ることができません。
結婚後に締結可能
結婚後に署名された婚前契約を締結することができます。婚前契約の基本的な構成要素は婚前契約と同じですが、婚後契約は州によっては執行が難しくなることがあり、州によっては対価を必要とする場合もあります。
アンミカさんは契約内容に「年末年始３週間お休みする」「夏は2週間、冬は1ヶ月のバカンスを取る」約束をしているようです。
このように、資産だけでなく一緒に過ごす時間も契約内容に含めるケースもあります。
あなたはどう考えますか？
離婚と再婚がより一般的になり、男女間の平等が増すにつれて、婚前契約は特別ではなくなっていることは事実でしょう。